Wooldridge "Introductory Econometrics" の最新版を読む
計量経済学の学部レベルの入門書で最もMajorなものの一つとして、Wooldridge Introductory Econometrics があります。
とてもわかりやすく有用な本で、特にクロスセクションやパネルデータの分析をやりたいということであればこの一冊でかなりの知識をカバーできると思います。また、大学院レベルの知識にステップアップするにあたっても、網羅的にベースの知識を身につけられる本だと思います。
ただ、かなり分厚い本で値段も高いので、過去のEditionを読んで、追加部分をあとで読むのが良いのでは…と思ったので、その時点で記事を書いています。
ぜひ以下から参照して読んでください。
1. 最新Editionの追加内容まとめ:概要
加筆・修正がされている章はどれ?という点をまとめています。各章の変更点については次の記事にまとめているので、この記事はかなり大まかな概観になっています。
2. 最新Editionの追加内容まとめ:各章の詳細
第1部(2〜9章)、第2部(10〜12章)、第3部(13〜19章)について、それぞれの章がどんな追記修正をされたかをまとめています。特に追加された節については、最近のトピックという意味で読むのが有益なのではないかと思っています。
3. 最新Editionの追加要素:問題・例題
1,2で触れていない、問題・例題の追加をまとめました。
例題についてはHeiss(2016)で6thまでに登場したものが全て再現されていますが、そこに含まれていないものは?というモチベーションで、1,2と異なり6thとの比較をしています。
4. 追加例題の再現
scientia-socialis-f-discolor.hatenablog.com
3.で追加されたことがわかった例題4つについて、Stata, R, Pythonの3言語で再現しています。